前回の件、情報管理課に質問を投げ、以下のような回答がありました。
【質問】効果的・効率的なバックアップ方法の検討、運用
上記の対応が必要となった経緯と費用と効果を教えてください。
【回答】
東日本大震災では,同一建屋内のシステム機器と住民データのバックアップ媒体が同時に水没したことにより,データが消失し,業務復旧までに相当な期間を要したという事案が報告されております。
災害時における迅速なシステムの復旧には,データの消失を防ぐことが重要であることから,効果的・効率的なバックアップ方法の検討を進めて参りました。
その結果,実現時期や費用対効果の観点から,現在も実施しております遠隔地でのバックアップ用テープ媒体の保管の拡充を行うこととし,今年度から実施しているところです。
なお,平成27年度支払い実績といたしましては,571,536円になります。
【質問】改修経費に関する評価の試行実施、実施
改修の対象は情報システムですか、経費に関する評価とは何か、評価の実施で得られる結果は何か教えてください。
【回答】
情報システムには,毎年の税法改正等に合わせて改修が必要となるものなどもあり,その都度,多額のシステム改修経費が必要となることから,かねてから改修経費の客観的な妥当性の確保が課題でした。
そこで,税関係のシステムの改修経費を対象とし,事業者から提出されたシステム改修に係る見積について,金額の妥当性を「機能」,「成果物」,「見積工数」などの視点から評価するガイドラインを整備し評価したものです。
このことにより,改修経費の客観的な妥当性を確保するものです。
【質問】停電対応訓練の実施
これまで、停電対応がなかったという事でしょうか。
【回答】
停電対応につきましては,これまでも短時間の停電対策などを実施して来たところです。
停電対応訓練は,東日本大震災での経験を踏まえ,停電の際の業務システムの速やかな復旧のための手順の確認のために,行革プランに位置付けて,継続して実施しているものです。
【質問】計画的な更新の検討
情報システムの新規システムへの計画的な更新のことでしょうか。
【回答】
現在は,税システムの更新について検討を行っています。
税システムについては稼働開始から二十年余が経過し,改修や維持管理運用にあたって,複雑なシステムとなっています。
また,この間のコンピュータ技術の進展などの外的な状況変化もあり,更新を含めた見直しを検討する時期にあると考えています。
そこで,計画的な更新について検討を行うこととしたものです。
以上
2016年09月28日
2016年09月18日
調布市の新情報システム計画
調布市基本計画(平成27年度から平成30年度まで)には、情報システムについて、以下の計画を推進することになっています。
行革プラン2015のプラン9として「情報システムの管理の強化・計画的な更新」が挙げられています。
内容は
情報システムに関する効果的・効率的な取組を検討するとともに,システムのバックアップ方法や緊急時における対応の見直し等を行います。
となっています。
具体的には、
27年度
◆効果的・効率的なバックアップ方法の検討
◆改修経費に関する評価の試行実施
◆停電対応訓練の実施
◆計画的な更新の検討
28年度
◆効果的・効率的なバックアップ方法の運用
◆改修経費に関する評価の試行実施(継続)
◆停電対応訓練の実施(継続)
◆計画的な更新の検討(継続)
29年度
◆効果的・効率的なバックアップ方法の運用(継続)
◆改修経費に関する評価の実施
◆停電対応訓練の実施(継続)
◆計画的な更新の検討(継続)
30年度
◆効果的・効率的なバックアップ方法の運用(継続)
◆改修経費に関する評価の実施(継続)
◆停電対応訓練の実施(継続)
◆計画的な更新の検討(継続)
これ以上の記述は計画書にはないので担当課に質問を投げてみます。
行革プラン2015のプラン9として「情報システムの管理の強化・計画的な更新」が挙げられています。
内容は
情報システムに関する効果的・効率的な取組を検討するとともに,システムのバックアップ方法や緊急時における対応の見直し等を行います。
となっています。
具体的には、
27年度
◆効果的・効率的なバックアップ方法の検討
◆改修経費に関する評価の試行実施
◆停電対応訓練の実施
◆計画的な更新の検討
28年度
◆効果的・効率的なバックアップ方法の運用
◆改修経費に関する評価の試行実施(継続)
◆停電対応訓練の実施(継続)
◆計画的な更新の検討(継続)
29年度
◆効果的・効率的なバックアップ方法の運用(継続)
◆改修経費に関する評価の実施
◆停電対応訓練の実施(継続)
◆計画的な更新の検討(継続)
30年度
◆効果的・効率的なバックアップ方法の運用(継続)
◆改修経費に関する評価の実施(継続)
◆停電対応訓練の実施(継続)
◆計画的な更新の検討(継続)
これ以上の記述は計画書にはないので担当課に質問を投げてみます。
2016年09月14日
究極の行政システムをいまこそ
前回、行政システムの構築に当たり、データセンター、クラウドシステム、ビッグデータ、アプリをキーワードにあげました。
ここで、それらを簡単に説明します。より詳しい解説は、ネットでお調べください。
データセンターは、各自治体が共有することで、コンピュータ室でシステムを維持するコストを削減でき、エネルギー自給によるノンストップシステムの実現が図れ、災害時にもシステムを維持できます。
クラウドシステムは、データセンターなどに比較的安価なサーバを多数設置し、仮想化技術によりそれらを有機的に組み合わせ、必要なシステムを構築することが可能なシステムです。
ビッグデータは、最近その活用による有用性が認識され、いろいろな場面で応用が進んでいます。地方自治体でも行政判断などに有効であろうと思われます。
アプリは、現在スマホで主に活用され、多くの利便性を利用者に提供しています。行政システムも大いに活用し、その利便性向上に役立てる必要があります。
これらのキーワードにより構築される行政システムは、究極の行政システムになるのではないかと思います。
データセンター、クラウドシステムは、多数の地方自治体で共有することでそのコストを大幅に削減することができるため、多少の困難があっても都道府県などが主導して推進するべきだと思います。
ここで、それらを簡単に説明します。より詳しい解説は、ネットでお調べください。
データセンターは、各自治体が共有することで、コンピュータ室でシステムを維持するコストを削減でき、エネルギー自給によるノンストップシステムの実現が図れ、災害時にもシステムを維持できます。
クラウドシステムは、データセンターなどに比較的安価なサーバを多数設置し、仮想化技術によりそれらを有機的に組み合わせ、必要なシステムを構築することが可能なシステムです。
ビッグデータは、最近その活用による有用性が認識され、いろいろな場面で応用が進んでいます。地方自治体でも行政判断などに有効であろうと思われます。
アプリは、現在スマホで主に活用され、多くの利便性を利用者に提供しています。行政システムも大いに活用し、その利便性向上に役立てる必要があります。
これらのキーワードにより構築される行政システムは、究極の行政システムになるのではないかと思います。
データセンター、クラウドシステムは、多数の地方自治体で共有することでそのコストを大幅に削減することができるため、多少の困難があっても都道府県などが主導して推進するべきだと思います。
2016年09月13日
今、気になっていること
今、気になっていることの一つは、調布市の行政のコンピュータシステム更新問題です。私の推測では、コンピュータシステムはすでに生産をしていないもので、維持することはかなり困難だと思います。現状のシステムで維持していくことは、コスト的にも負担の多いものとなると思われ、新しいシステムの構築を検討する必要があります。
現在、システムに対する最大の課題は、業務継続計画(BCP)の実現にあります。
以下、ネットから取得した定義によると、BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
今後の、自治体に求められるシステムの機能、新規の課題に対する応答性、システム開発コストなどを考慮すると、どんなことがあっても止まらないシステム、他の自治体と共有する省コストのシステムが求められるでしょう。その答えは、データセンター、クラウドシステム、ビッグデータ、アプリではないでしょうか。
続きは次回に。
現在、システムに対する最大の課題は、業務継続計画(BCP)の実現にあります。
以下、ネットから取得した定義によると、BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
今後の、自治体に求められるシステムの機能、新規の課題に対する応答性、システム開発コストなどを考慮すると、どんなことがあっても止まらないシステム、他の自治体と共有する省コストのシステムが求められるでしょう。その答えは、データセンター、クラウドシステム、ビッグデータ、アプリではないでしょうか。
続きは次回に。